コラム |
察するということ! |
2008.12.23掲載 |
察するということは、介護に携わる者として一番身につけたい能力です。
介護の現場では、よく『様子観察』という言葉が使われます。
様子を観て察する。様子を観て察する。様子を観て察する。
介護に携わる者の武器は、何と言っても手や目や心、足、口、頭などなどの生身の体です。
体と体、心と心をぶつけ合うのが介護です。
そのぶつけ合いの中で、目や手足、心や口や頭を使い、体の調子を察する、気持ちを察する。
これが大事です!!
ケアプランを作成する時にも、察する能力が必要になります。
私たちが関わる方々は、遠慮がちであったり、うまく受け答えができない方であったり、言葉が話せない方など、気持ちや要望、意思を言葉で伝えられない方々が多いです。
そのような方々の『希望する豊かな生活』を把握するには、察する能力がとても重要になります。
表情や態度、バイタルや雰囲気などなどからご本人の気持ちを察する!
生活歴や職歴などから、現在のご本人の気持ち(葛藤)を察する!
これが大事です!!
ただ、残念ながら、私たちが察して導き出した『希望する豊かな生活』と、ご本人が『本当に希望する豊かな生活』が合致しているのかを、確かめるのは難しいのが現状です。
しかし、察することを続けていかなければいけません。
そうしない限り、絶対に利用者や入所者の本当の気持ちに近付くことはできないですからね。
|
|
|
ご家族が少しでも不安な気持ちを軽減させ、認知症を分かり易く理解して頂く為に立ち上げた認知症介護の情報ポータルサイト。 |
|