コラム |
「介護」は「貝護」 |
2009.3.15掲載 |
大昔の人々は、貝をお金の代わりに使っていたそうです。
確かに、「買」「販」「貯」「購」「財」などなど、お金に関係する漢字には「貝」という漢字が付いていることが多いです。
今の介護の世界は、まさしく「貝護」と言えます。
介護の総費用は、73,505億円(2008年予算※厚生労働省老健局「介護保険事業状況報告」を参照。)ということなので、本当に介護はお金がかかると言えます。
介護保険開始当初(2000年・36,273億円)と比べると、倍以上となっています。
26歳でケアマネを始めた当初は、サービスをいっぱい利用することが利用者の幸せにつながると思っていました。
1割負担なので「利用しないと損!」みたいな考えで、後の9割がどれだけの金額になっているのかなんて気にしていなかったです。
しかし、これは大きな間違いでした。
これでは、多額のお金をかけたのに、いっぱい手をかけたのに、結果的に利用者の自立を、家族の自立を奪ってしまうという矛盾した状況を生み出してしまうかもしれません。
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サービスの適正利用が費用の削減をもたらします。
利用者の出来るところは信じて見守る、必要なところにはお金と手をかけるという意識が大切なんですね。
それにはきちんとしたマネジメントが必要です。
適切な介護で適切な貝護を!です。 |
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