| Ｑ２．デイサービスの援助の中で、自立度の高い方に対しては、あまり関わっておらず、何か退屈そうにしている。どのような対応をすれば良いのでしょうか？ |
Ａ２．
限られた時間の中で、限られた職員で、はっきり言って常に関わるなんて不可能。
だからこそアセスメントが必要になってくる。
その人にとって一番してほしいことは何なのかを知ること。
それに対してちゃんとアプローチすること。
具体的には、
うちのデイでは、風呂が好きな人は風呂だけは満足のいくものにする。
レクが好きな人はレク中に必ずもちあげるようにする。
男が好きな人には必ずボディタッチする。
そして、人間は自分の存在を確かめながら生きていくことが必要なため、利用者さんが何かしてくれちゃったら、どんな些細なことでも必ず「ありがとう」というようにしている。
自分たちだって毎日いつも楽しいわけない、一日のどこかに楽しみがあって、それを生きがいに生きている。
利用者さんが一番大切なことを、職員もほんとに大切にしようという気持ちがないと、介護計画だってただの紙きれとなる。
厳しいこと言うようだけど、教科書に書いてあることを学ぼうとしないで、自分の浅はかな経験や考えだけで解決しようとしても、できることもあるだろうけどできないことばかり。
教科書は理想的で「そんなことできない」じゃなく、教科書の理想をどのように自分たちでアレンジしていけるかが学びだと思う。
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