福祉をしようよ〜!!

レポート00014  2008.5.13
スーパービジョン2
4年前にスーパービジョンを学び始めました。奥が深くまだまだ自分のものにできていませんが、
今まで学んできたことを少しレポートとして、記載してみたいと思います。


スーパービジョンの定義:

「対人援助を行う施設や事業所等において、スーパーバイザーによって行われる専門職としての援助者を養成する過程である。」
直接的→援助者を支え、教育、育成し、環境を整えていくことで、バイジーが援助者として成長することを目指す。
間接的→バイジーが、援助者として成長することで、利用者に対して質の高い援助を行うことを目指す。



3.スーパービジョンの形態
個人スーパービジョン
−スーパーバイザイーがスーパーバイジーに個人的に行うスーパービジョンのこと。
グループスーパービジョン
−グループワークやケース検討を通じて行うスーパービジョンのこと。
ライブスーパービジョン
−ワーカーと利用者の面談にスーパーバイザーが同席し、直接アドバイスを行うスーパービジョンのこと。
ピアスーパービジョン
−同僚間で行われるスーパービジョンのこと。(スーパーバイザーは不在)
セルフスーパービジョン
−自分自身に行うスーパービジョンのことです。



4.スーパービジョンの方法
(1)スーパービジョン関係の形成
−スーパーバイザーとワーカー(スーパーバイジー)との間に結ばれる関係。

※この関係は、
ワーカーが利用者と結ぶ関係(専門的援助関係)に非常に似ており、多大な影響を与えます。
 →ワーカーは、スーパーバイザーに受け入れられたように、利用者を受け入れ、スーパーバイザーに支えられたように、利用者を支えます。反対に言うと、バイザーに話を聴いてもらえなかったワーカーは、同じ様に利用者の話を聴きません。このような関係の形成過程を
パラレルプロセスと言います。

・ワーカーが利用者を援助する過程をソーシャルワークといいます。この
ソーシャルワークの方法は、スーパービジョンの方法と重なるところが非常に多く、また、スーパービジョンを行う上で必要不可欠な視点、技法を含んでいます。

(2)ソーシャルワークの視点
@
はっきりとしない原因
・利用者が生活する上で抱える問題は、原因がはっきりしないところに特徴があります。

Aエコロジカルな視点
・ワーカーは、利用者が抱える問題を、さまざまな環境要素との関係に着目し、その利用者の背景全体を把握する必要があります。その上で、
利用者の環境への適応能力を高める援助環境を変える援助環境の足らないところを補う援助などを行います。その際、ワーカーは、利用者の持つ前向きな力、強さ(ストレングス)を引き出していくことを頭に入れておかなければいけません。

B利用者のニーズ
・ワーカーは、利用者との良好な関係を作り上げた上で、エコロジカルな視点を持って利用者の話をよく聴いていく必要がある。その会話の中で、利用者の望む生活を阻害する原因やニーズを掴んでいかなければなりません。

※上記はソーシャルワークについて記載しています。この文章の中の「ワーカー」を「スーパーバイザー」に、「利用者」を「ワーカー(スーパーバイジー)」「生活」を「援助」に置き換えて頂ければスーパービジョンの視点となります。

(3)基本的態度

バイステックの7原則から(上の赤字はバイステック、下の黒字は植田先生の考え)
@秘密保持の原則
−プライバシーに留意することで安心を与える。
A意図的な感情表出の原則
−感情に応答することで自分の気持ちへの気付きをもたらす。
B統制された情緒的関与の原則
−援助者自身の感情や価値観を脇に置く。
C個別化の原則
−一般論で片付けない。
D受容の原則
−あるがままを受け止める。
E非審判的態度の原則
−決して裁かない。
F自己決定の原則
−あくまでも側面からの援助を行い、自己決定を促す。
※ソーシャルワークのおいて最も有用な原則です。
※スーパーバイザーはこの原則を用いて、利用者との援助関係形成の見本を見せること、またはワーカーに対してこの原則に乗っ取った態度を示すことで関係づくりの技法、価値を伝えていきます。



このレポートは、
植田寿之
先生・著 
対人援助のスーパービジョン よりよい援助関係を築くために (中央法規)
を参考に書いています。


植田寿之先生のホームページ

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