レポート00035 2009.1.29 スーパービジョン7 |
|
4年前にスーパービジョンを学び始めました。奥が深くまだまだ自分のものにできていませんが、 今まで学んできたことを少しレポートとして、記載してみたいと思います。 |
|
|
1.定義 @植田寿之:「対人援助を行う施設や事業所等において、スーパーバイザーによって行われる専門職としての援助者を養成する過程である。」 AD.デッソー:「実践力という専門職としての能力を養成するための訓練」 B大塚達雄:ソーシャルワーカーがクライエントの問題解決に効果を出せるように、指導や助言を与えて支援する。 C福山和女:契約関係に基づいてスーパーバイジーの学習ニーズを熱意とサポートで充足する専門職の教育的援助過程。 D黒川昭登:業務遂行能力を向上させるための教育訓練の一方法。
2.機能 支持的機能 −悩み、不安、自信の無さなどを受け止め支援する。 教育的機能 −不足部分を明確にし知識や技術を指導、教育する。 管理的機能 職務・職責・役割・機能、業務や援助の計画性、理論・情報・技術・価値の活用、援助の効果予測などを確認する。 ※ルールを伝え、きちんと守るように管理する。 ・スーパービジョンにおける支持的な機能は、スーパーバイザーが行っている利用者に対する日々の援助と同じである。 ↓ 利用者に対する援助が素敵な人は、バイジーに対する支援(スーパービジョン)も素敵である。 3.スーパービジョンの形態 ・個人スーパービジョン
・グループスーパービジョン
・ライブスーパービジョン
・ピアスーパービジョン
※事例検討をスーパービジョンの場として活用 →援助者としての視点や技術、関わり方を学ぶ →利用者理解、援助者理解が促進する →心に残る利用者との出会い→忘れられない○○さんづくり。 これらにより、バイジーは対人援助の技術、知識、価値を深く理解することになる。 福山和女:ソーシャルワークのスーパービジョン 人の理解の探究 MINERVA福祉専門職セミナー 14 (ミネルヴァ書房,2005.8)より。 4.まとめ スーパービジョンは、援助者への援助 →バイジーが安心して悩むことが出来るようにすることが非常に大事。 →「スーパーバイザーは、いざという時に必ず助けてくれる」という安心感をバイジーが持てるように! スーパーバイザーは「お手本」である →して見せて 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ やっぱり大事なのは、自己覚知である。 自己覚知が出来ていないものは、他者受容は出来ない(=対人援助は出来ない)。 ※自己の主体的な活用 自分の本音に気づく→本音を表現する→他者の本音に耳を傾ける→他者の行動を信頼する→役割を遂行する(具体的な援助を行う) エンパワメント →自尊感情を高める。あるがままの自分を受け入れることが出来るように支援する。 →自尊感情が低いと、認知的不協和が起こる(能力がないと思っているのにレベルの高いことをさせられる、能力があると思っているのにレベルの低いことをさせられる等によるストレス)。 このレポートは、松宮 秀高(まつみや ゆきたか)先生の講義を参考にしております。 |
||||||
スーパービジョンのトップへ |トップページへ戻る |