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レポート00044 2009.9.10 スーパービジョン9 |
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5年前にスーパービジョンを学び始めました。奥が深くまだまだ自分のものにできていませんが、 今まで学んできたことを少しレポートとして、記載してみたいと思います。 |
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スーパービジョンとは、 「対人援助を行う施設や事業所等において、スーパーバイザーによって行われる専門職としての援助者を養成する過程である。」(植田寿之) スーパーバイザーの言葉
1.「上に立つというのは、本当に孤独だ。」 「役職が上がれば上がるほど孤独になる。褒めてもらうことも全くなくなった。」 →「孤独を感じるということは、スーパーバイザーへ一歩近付いたということ!部下達と一緒に不平不満を言っていたのでは、スーパーバイザーとしての質を上げることはできない!」 |
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2.「利用者の欠点や短所ばかりに目が行ってしまう。」 →『10個のストレングス探し』をケアカンファレンスに取り入れている。 →利用者のストレングス(強さや良いところ、持っている能力)を10個探すことによって、利用者の見方が変わる。さらに、他の職員や家族などに対して良いところを探す癖が付く。結果、人間関係が良くなる。 |
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3.「自分がしっかりとスーパービジョンできているか心配。」 →ピアスーパービジョンを行う場合は、ねらいとルールを必ず決めておく必要がある。そうしないと、ただの雑談になってしまう恐れがある。 →スーパーバイザー自身がバーンアウトしてしまわないように、「人に仕事を任せる」ことも大事。「役割分担」もはっきりさせて、何もかもをスーパーバイザーが背負い込まないようにすることが大切。 →スーパービジョンができているかどうか、自分自身を常に振り返ることが大事。完璧なスーパービジョンができていると思い込んでいる人はスーパーバイザーとして失格。 →スーパービジョンは終わりがない。故に達成感を持ちにくい。継続して行うことが非常に大事。 →目つきをやわらかくして、スーパービジョンを行うと、相手の態度が変わる(穏やかになる)。笑顔チェックも大事。言葉ではなく、表情や態度の方が大切かもしれない。 4.「上司に対してスーパービジョンってできるのだろうか。」 |
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→上司に対して行うスーパービジョンはない。また、利用者やその家族に行うスーパービジョンもない。あくまでも、上司や先輩が部下や後輩を育てていく過程がスーパービジョンである。 →ただし、スーパービジョンのスキルが対人援助には大いに役立つ。 |
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このレポートは、植田寿之先生の研修を参考にして書いています。 対人援助のスーパービジョン よりよい援助関係を築くために (植田寿之,中央法規,2005) 植田寿之先生のホームページ |
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