福祉をしようよ〜!!

レポート00051  2010.3.21
事例検討会2
実践と理論を結びつけることができ、また様々な職種や他事業所と交流を図ることができる事例検討会について、説明していきたいと思います。

事例検討会の進め方
−利用者についての検討−
                                               
1.事例の説明
1)事例提供者は、タイトルとこの事例を選んだ理由について簡単に説明する。 
2)事例を簡単に説明する。
3)事例提供者は検討したい内容(検討課題)について説明する。

2.事例の共有化
1)参加者は事例を明確化するための質問をする。
@基本情報に関すること
→心身の状況、生活歴、家族関係、環境、疾病など
A本人や家族の希望や意向に関すること
Bサービスに関すること
→フォーマル、インフォーマルなサービス

2)事例に対する事例提供者の思いを共有できる質問をする。
@支援の経過を追って、事例提供者の気持ちや思いについて質問をする。

3)司会者は事例を整理する。
@事例提供者に、一通り質問を受けそれに答えたことで、何か変化があったかを確認する。
A検討課題について再確認する。


司会者は、以下の点に気をつけながら、進行していきましょう。
【留意点】
@事例の共有化では、本人の人物像や支援内容など、事例全体を掴み、深めていくための質問を行う。そのために、質問は、左記の3つの領域に分けて順を追って行う。



【留意点】
@1人1問で質問。
A問題点の指摘や責めるような質問はしない。
Bこの時点で意見を言わない。
3.論点の明確化と検討
1)事例の論点を整理する。
@司会者、若しくはスーパーバイザーが論点について言い換えを行う。


【留意点】
@このケースの強さについて意見を出す。
A事例提供者に現在の気持ちを聞いてみる。
4.今後の方向性の検討
1)論点を検討した内容を踏まえ、今後の方向性について検討する。
@具体的な解決方法や手だてについてアドバイスをする。
【留意点】
@メンバー全員で今後の方向性について意見を出し合う。
2)事例提供者は、今後の方向性について整理してみる。
@事例提供者は、アドバイスを聴いた上での感想や、今後の方向性について話す。

【留意点】
@事例提供者が意見を聞いた上での感想などを話す。
5.振り返り
−事例検討会を振り返っての感想をメンバーが一人ずつ話す。

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