用 語 |
意 味 |
バイステックの7原則 |
1.個別化の原則(利用者を個人として捉える)=利用者はかけがえのない一人の存在として理解し、対応しなければならない。
2.意図的な感情表出(利用者の感情表現を大切にする)=利用者の感情表現を表出しやすくするために、意図的に働きかけそれを認めていく。
3.統制された情緒的関与の原則(援助者は自分の感情を自覚して吟味する)=援助者が利用者の話を聞いて、感情的ならず自己を見失わないように、利用者の感情に沿った援助をしていかなければならない。
4.受容の原則(あるがままに相手を受け止める)=利用者の言動や感情を事実として捉え、ありのまま受け入れ、課題の本質を明確化していく。
5.非審判的態度の原則(クライエントを一方的に避難しない)=援助者が自分の価値観で利用者を判断したり、それを押しつけない。
6.自己決定の原則(クライエントの自己決定を促して尊重する)=利用者自身の物事の決定は、本人が主体となるように支援をしなければならない。
7.秘密保持の原則(秘密を保持して信頼感を醸成する)=利用者の権利を守るため、その個人的な情報やプライバシーを他人には漏らしてはならない。 |
バウムテスト |
描画法の一つで、スイスのコッホによって体系づけられたものであり、「実のなる木を1本描いて下さい」と教示する人格診断の補助手段として用いられるものである。 |
バークレイ委員会 |
1980年10月にイギリスサービス大臣の要請で、バークレイを委員長とする全国ソーシャルワーク研修所に設置された委員会。 |
バークレイ報告 |
1982年にバークレイ委員会が行った報告。
ソーシャルワーカーの役割と任務について再検討を行い、コミュニティ・ソーシャルワーカーの任務は、社会的ケア計画とカウンセリングの2つの活動であると提起。 |
パターナリズム |
「国家」や「専門家」と言われる人たちが、福祉サービス利用者に対して、その利用者が行うある行為が、他者に危害を加えたり、不快にさせているわけではないにも関わらず、利用者のためだから、という理由で当の本人の行為を制限したり、あるいは本人の代わりに本人の将来につながることを決定することを意味する。 |
バリアフリー |
高齢者や障害者にとって、環境的に障壁となるものを取り除くこと。 |
ハル・ハウス |
1889年、ジェーン・アダムスにより、アメリカ・シカゴに開設されたセツルメント。
移民などに対する教育プログラムを通じてグループワーク的な活動を推進した。また、住民の組織化や公共サービスの改善運動にも取り組む。 |
ハロー効果 |
ある人が何か目立って良い特徴を持っていると、その人の持つ無関係な他の特徴まで良いものとして肯定的に認知してしまう現象。 |