福祉をしようよ〜!!

レポート00011  2008.4.5
うつ病1
介護を必要とする方々も、介護する方々も大きなストレスを感じています。。。
今回は、介護の世界でも多くの方がかかっている“うつ病”について調べてみました。
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うつ病は、色々な原因やきっかけで発症し、
誰でもなる可能性がある「こころの病気」です。
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1.うつ病って何?

[気分障害の分類:DSM−IV−TRによる]
気分障害 うつ病性障害 大うつ病性障害
うつ病の症状があらわれる
軽症
中等症
重症
気分変調性障害
うつ状態が慢性的にある。軽い抑うつ状態が2年以上続く。
特定不能のうつ病性障害
上の2つに分類できないもの
双極性障害
うつ病と躁病を合わせ持つもの

うつ病は、感情や意欲の起伏に障害が起こるため、気分障害(感情障害)のひとつに分類されています。
一般的にうつ病と呼ばれているのは、大うつ病性障害です。


[大うつ病性障害の症状の重さの基準:ICD−10(WHO)による]
@うつ気分 A興味や喜びの喪失 B疲労感の増加

C自信の喪失 D無価値感や罪責感 E自殺など死を繰り返し考える
F将来に対する不安や悲観的な考え G思考力や集中力、決断力の低下 
H体重と食欲の変化 I不眠などの睡眠の変化

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軽症:@〜Bの症状のうち2つ、B〜Hのうち2つが当てはまり、それぞれの症状の程度が軽めである。日常の生活や仕事を続けるのが大変でも、完全に出来なくなるほどではない。

中等症:@〜Bの症状のうち2つ、B〜Hのうち3、4つが当てはまる。家事などの日常生活や仕事を続けていくことがかなり困難になる。

重症
精神病の症状を伴わないもの→@〜Bの症状全て、B〜Hのうち4つが当てはまり症状の程度も重い。家事などの日常生活や仕事を続けていくことが出来ない。
精神病の症状を伴うもの→上記に加えて、妄想や幻覚(幻聴など)の症状がある。


2.うつ病の要因
[性格]
循環気質:社交的で親切、性格が明るくてユーモアに富み、活動的。一方で物静かで気弱、悲観的という抑うつの要素を持つ人。(ドイツの精神医学者クレッチマー先生提唱)

メランコリー親和型性格:保守的で秩序を愛し、人との円満な関係を好む。何か頼まれると断れない。人と争うのを嫌う。律儀で誠実、責任感が強く、几帳面で仕事熱心な人。(ドイツの精神医学者テレンバッハ先生が提唱)

執着性格:責任感や正義感が強く、几帳面で仕事熱心、生真面目な性格。思いこみが激しく、頭の切り替えがなかなか出来ない。何事でも徹底的にやらなければ気が済まない。ごまかしや大ざっぱなことを嫌う人。
(日本の精神医学者下田光造先生が提唱)


[出来事]
仕事:就職・転職、栄転・昇進、過労、転勤、リストラ、降格、退職。

家庭:結婚、妊娠・出産、引っ越し、家の購入・リフォーム、子どもの独立、離婚、恋人との別れ。

その他:大きな病気・事故、服薬、死別、ペットの死、入学。


3.うつ病の症状
[感情面]
抑うつ気分:落ち込み、気が重い、物憂いという状態。
悲観的になる
自責感:自分が悪いと責め続ける状態。
不安焦燥感:不安や焦りでじっと出来ない状態。

[意欲・行動面]
興味や関心の低下:趣味をしなくなった、おしゃれをしなくなった等の行動の変化が見られる。
おっくう無気力:日常生活の行為が面倒くさくなる。引きこもることもある。
活動性の低下:会話や行動が遅くなる。

[思考面]
思考力や集中力の減退:仕事で集中できずに失敗が続く、決断が出来ないなど。
記憶力の低下:物覚えが悪くなる。思い出そうとする気力が無くなる。
自殺を考える:生きる意欲がなくなる。
妄想:「罪を犯した」「不治の病にかかった」「破産した」など実際には無い思いにとらわれる。

[体にあらわれる症状]
・頭痛・微熱、めまい、耳鳴り、目のかすみ、疲れ目、口の渇き、動悸。
・肩こり、腰痛、関節痛・筋肉痛、手足のふるえ。
・食欲低下、胃がムカムカする、吐き気・嘔吐、性欲の減退、生理不順・無月経、下痢・便秘。
・息苦しい、胸が痛む、全身がだるい、発汗、疲れやすい。
などなどが単独で出たり、複数あらわれる場合もあります。

睡眠障害−うつ病になった人の9割以上が不眠で悩んでいます。
[睡眠障害の種類]
入眠障害:布団に横になってもなかなか眠れない。
中途覚醒:夜中に何度も目が覚めてしまう。
熟睡障害:夢ばかり見るようになり、熟睡できない。
早朝覚醒:夜中3時、4時に目が覚めてしまい、そのまま眠れない。
過眠:昼過ぎまで眠り続ける。どんなに眠ってもすっきりしない。
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*症状のあらわれ方:朝に症状が強くなり、午後から夜にかけては弱くなると言われています。これを日内変動と言います。また、季節によっても変動があり、秋から冬にかけて重たくなるケースが多いようです。



このレポートは、濱田秀伯(はまだひでみち)慶應義塾大学病院精神神経科准教授・監修の
『うつとはこんな病気です−症状と治し方−』を参照しています。


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