２．タクティールケアの具体的な方法ー「手」
（１）準備と基本姿勢
・準備物：バスタオル１～２枚、アロマオイルなどのマッサージオイル。
・マッサージを受ける人は椅子に座っていただく。マッサージをする人は、相手のマッサージする手側に９０度に座り、マッサージを受ける人が手を伸ばした際、マッサージする人の太ももの上に乗せられる位置まで近づく。
（２）手全体のタクティールケア
・相手の利き手から始める。
・相手の手のひらを上向きにする。自分の一方の手に相手の上向きになった手を乗せる。
・もう一方の手で肘下５㎝から指先に向けてタクティールする。数回繰り返す。
・相手の手のひらを下向きにして、手の甲、指先をタクティールする。数回繰り返す。
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（３）手の甲のタクティールケア
・相手の利き手の甲を上にして、両手で左右から抱え込む。
・相手の手の甲の中心に両手の親指を揃えて、そこから外側に向けて開く感じでタクティールする。５回繰り返す。 |
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（４）手の甲から骨、関節部分のタクティールケア
・相手の手の甲を上にして、手首を自分の左手の親指と人差し指で上下から挟む。他の３本の指は相手の手のひらを支えるように下から受け止める。
・右手の親指を相手の甲側に、人差し指を手のひら側にして挟み、骨と骨の間を手首から指の付け根までタクティールする。３回は繰り返す。
・最後は、指の間を軽く押してケジメをつける。 |
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（５）指のタクティールケア
・相手の手の甲を上にし、人差し指で下から、親指で上から軽く挟む。
・相手の指先から指の付け根に向かって、親指をクルクル回しながらタクティールしていく。
・反対に指の付け根から指先に向かってタクティールする。
＊あまり早く回さないこと。
＊指の真ん中ではなく、右側と左側を１回ずつ行う。
・５本の指全てこの方法でタクティールする。
・各指とも往復して指先に帰ってきた際に指先を強く押してケジメを付ける。 |
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（６）指の横のタクティールケア
・相手の指を左右で挟み、上記（５）と同じようにタクティールしていく。
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