項目 |
阻害要因 |
ニーズ・課題 |
寝返り
起き上がり |
・自分で寝返りをすることができないので背中が蒸れる。
・自分で寝返りができないので、背中が痛む。
・自分で寝返りができないので、褥瘡ができやすい。
・寝返りが充分にできない。
・麻痺側に向いて寝ていることが多い。
・起き上がる時に、麻痺側に倒れて危ない。 |
●定期的な体位交換。
●臥床時の環境の整備。
●背中の痛みの軽減・消失。
●褥瘡の予防。
●自力で寝返りをうつ能力の維持・向上。
●健側の腕の筋力増強。
●起き上がり方の習得。
●寝返り方の習得。
●ベッドからの転落防止。
●自力で起き上がる能力の維持・向上。
●寝返り時のけがの防止。
●腹筋の増強。
●起き上がり時のけがの防止。
●ギャッヂベッドの使用方法の習得。 |
座位 |
・座位姿勢が悪い。
・座り褥瘡ができやすい。
・椅子からずり落ちやすい。
・車椅子から転落するリスクが高い。 |
●正しい座位姿勢の保持。
●座り褥瘡の防止・予防。
●車椅子からの転落の防止。
●端座位の保持能力、筋力の維持。
●バランス感覚の保持。
●長座位能力の維持。
●座位の安定。 |
立位
立ち上がり |
・下肢の筋力低下のため、転倒するリスクが高い。
・ベッドからの立ち上がり時にふらつく。
・立位保持が長いと麻痺側に倒れる危険性がある。
・膝痛があり、立位保持、立ち上がりに支障がある。 |
●下肢筋力の増強。
●立位保持能力の維持。
●バランス感覚の保持。
●安楽な立ち上がり。
●スムーズな立ち上がり。安全な立ち上がり。
●下肢筋力の維持。
●安全、安楽な立位保持。 |
歩行 |
・長距離の歩行が困難。
・段差がある所の歩行が困難。
・屋外での歩行が困難。
・下肢の筋力低下のため、転倒のリスクが高い。
・歩行器、杖の使い方に慣れていない。
・歩行困難。 |
●下肢筋力の増強。
●安全な歩行。
●安楽な歩行。
●歩行器の使用方法の習得。
●杖の使用方法の習得。
●歩行機会の確保。
●下肢の活動性の維持・向上。
●安全な環境での歩行。安全な歩行環境の整備。 |
移乗
移動 |
・筋力低下のため、移乗する際に転倒するリスクがある。
・車椅子のフットレストでけがをするリスクがある。
・移乗時、車椅子のブレーキをかけ忘れてしまうことが多い。
・1人で車椅子や便器に移乗できない。
・車椅子の操作方法が理解できない。
・車椅子で移動する際、手を壁にぶつけてしまう。
・1人で目的地に行くのが困難。 |
●下肢筋力の維持、増強。
●自力での移動。
●安全な車椅子への移乗。
●自力での移乗。
●移乗能力の維持・向上。
●移動手段の確保。
●安全な便器への移乗。
●安楽な移動方法の確保。
●安全に移乗できる環境の整備。
●移乗用具の使用方法の習得。
●車椅子の使用方法の習得。
●安全な移動。安全な移動環境の整備。
●電動車椅子の使用方法の習得。 |