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レポート00029  2008.10.20
線維筋痛症について
私の妹が、この病気にかかってしまいました。
罹患率が高い割に認知度の低い病気らしいので、簡単にご紹介したいと思います。

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線維筋痛症急に始まった 全身の筋肉の痛みが長期間続く病気
 
体に軽く触れたり 少し動いただけでも飛び上がるほどの痛みだと言われる。
痛みは、日によってあるいは時間帯によって程度の差はあるものの、消失することはなく続く。
 
痛みの強さは天候や生活環境の変化、気分、ストレスなどに影響される。
 
痛みの原因を探る為に医療機関では、「筋肉や骨の異常」「悪性腫瘍」「内分泌疾患」「関節リウマチなどの膠原病」などがないかを画像検査や血液検査を行って調べる。

検査の結果、何ら器質的異常が見つからない場合に線維筋痛症が疑われる。


●原因
発症の要因は体への負荷や心理的なもの、原因は不明だが背景にはつぎのような要因がある。
 
身体的な負荷
→手術、出産、事故による外傷、過労など様々な体にかかる負荷がきっかけで痛みが始まる。  
 
心理的な要因
→家庭の問題や生活上の大きなストレスといった心理的な要因で発症。
 
●さまざまな合併症状
睡眠障害
→寝返りをうつたびに体が痛むため、睡眠が十分にとれない。
 
頭痛や下痢
→ささいなことが原因で頭痛や下痢がおこる。
 
月経異常
→月経困難症 月経前緊張症などおこりやすい。
 
抑うつ気分
→気分が落ち込む、意欲・気力がわいてこない。
 
その他
ふらつき、ほてり、発汗、全身倦怠感。
 
●診断→アメリカの基準によって診断
・全身の痛みが3ヶ月以上続く。

・画像検査や血液検査で身体的な原因が特定できない。

・痛みが生じやすいとされる全身18ヶ所(首の前後、両肩、鎖骨の辺り、肘、臀部、太ももの付け根、膝の内側、肩甲骨の辺り)を約4kgで押し、そのうち11ヶ所以上に異常がある場合。
 
●治療
→消炎鎮痛薬では効果がみられない。
 
抗うつ薬
→痛みを直接抑制する作用がある。又、身体的症状や落ち込んだ気分を改善させる為に使用する。
 
抗けいれん薬  
→筋肉のけいれんや収縮それに伴う血流の低下を改善させる。
 
漢方薬
→ホルモン分泌などの生理的なリズムを整えたり、自律神経のバランスを整える目的で使う。
 
●生活指導
リラクゼーション
→呼吸法指導、マッサージ 自立訓練法。
 
運動療法
→筋肉の緊張やこりをとり体を柔らかくする。
 
心理療法
→日常生活の中のさまざまなストレスや変化に対して強くなる、あるいは克服するために行う。
 
●最後に・・・
線維筋痛症は命にかかわる病気ではなく身体障害者になったりすることもありません。

ただ、QOL(生活の質)が低下したり、日常動作に不自由することがあり、中には社会生活に支障がでたり、入院が必要になるケースもあります。症状が重症化したり、長引くことケースもあります。

一方で、数ヶ月〜1、2年で症状が改善されることもあります。
 
この病気の1番の難点は、認知度が低い病気のため、周囲の人に理解されず、不安やストレスで症状が悪化することもあることです。

さらに、この病気を診断・治療できる病院はまだまだ少なく、治療できる医師に出会えず辛い思いをしている人もたくさんいらっしゃいます。
 
このHPを見てこの病気のことを知ってもらい理解していただけたらと思います。
 

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