実践と理論を結びつけることができ、また様々な職種や他事業所と交流を図ることができる事例検討会について、説明していきたいと思います。
事例検討会の進め方
1.事例の説明
1)事例提供者は、タイトルとこの事例を選んだ理由について簡単に説明する。
2)事例を簡単に説明する。
3)事例提供者は検討したい内容について説明する。
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2.事例の共有化
1)参加者は事例を明確化するための質問をする。
2)事例に対する事例提供者の思いを共有できる質問をする。
3)司会者は事例を整理する。
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【留意点】 |
@1人1問で質問。
A問題点の指摘や責めるような質問はしない。
Bこの時点で意見を言わない。 |
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3.論点の明確化と検討
1)事例の論点を焦点化していく。
2)論点を整理する。
3)論点について整理する。
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【留意点】 |
@このケースの強さについて意見を出す。
A事例提供者に現在の気持ちを聞いてみる。 |
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4.今後の方向性の検討
1)論点を検討した内容を踏まえ、今後の方向性について検討する。 |
【留意点】 |
@メンバー全員で今後の方向性について意見を出し合う。 |
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2)事例提供者は、今後の方向性について整理してみる。
3)まとめ
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【留意点】 |
@事例提供者が意見を聞いた上での感想などを話す。 |
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5.振り返り
−事例検討会を振り返っての感想をメンバーが一人ずつ話す。
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この7つの法則に留意しましょう! |
@秘密を守る
−事例提供者やケースのプライバシーを必ず守る。
A気づきをもたらす
−事例提供者が自らの気持ちや課題に気づけるようにする。
B価値観や感情を押しつけない
C個別化する
−あくまでも事例提供者のケースとして捉える。一般論で片づけない。
Dあるがままを受け止める
−たとえ、事例提供者の言動が間違ったものであっても、その裏側にある背景や感情については、受け止めていく。
E決して裁かない
−事例提供者や他者の意見を裁かない。
F自己決定
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