特養でヘルパー研修した時に、小柄でおとなしい女性の入所者が、他の入所者と話しをするでもなくロビーに座っちょっちゃって、違和感を感じたんよ。その時に、その入所者の家族(娘か嫁かは分からん)が面会に来られて、静かに話しされてから散歩し始めちゃったんよ。施設内歩きながらも優しく話しかけて、鏡とかで身だしなみ整えてあげて…。丁度その頃認知症には鏡を…とかって良く聞きよった。とにかく、その入所者のペースに合わせて、大きい声出す事なく、静かじゃけど、優しく、なんとも言えんほんわかした空気が二人を包んじょったんよ。話しは長くなったけど、その時、離れて暮らす家族の代わりに介護するんだ…こういう愛情が必要なんだ…って。ヘルパー研修の時だったから、この家族のような介護がしたい!って思った事は忘れんね。それが原点だな〜。その人に合わせた介護。でも、働いてるうちに鬼になるんよね。 |