寺本賢人さんご一家

令和4年6月11日(土)、11=Jack(以下、Jackという。)の団長である寺本賢人さんにインタビューをしました。今回は、パートナーの美里さんと娘さんも一緒です!

Jackは、介護の世界を若者で盛り上げようと、寺本さんたちが立ち上げた団体です。詳細はブログ(11=Jack・2019.8.19取材)でご確認ください。�


【藤本(以下、「藤」という。)】最近の活動や今後の予定を教えてください?

【賢人さん(以下、「賢」という。)】コロナ禍なので、主にオンラインで会議を開き、今後の計画などを話し合っています。対面で行うことを前提に研修会の計画を考えており、第一弾としてJackのメンバー向けに、8月に認知症サポーター養成講座を行う予定です。
また、マツダ財団の助成を受けることが決まっているので、いろいろな活動を行っていきたいと考えています。
【藤】設立から4年経って何か心境の変化がありましたか?

【賢】介護に対する情熱が燃えさかっています(笑)。前と少し違うのは、物事を計画的に進めるようになったことです。最初の頃は気持ちだけで突き進んでいましたが、最近では計画性の大切さを痛感しています。突然、県議会議員に会いに行ったりしていましたので・・・(汗)。ただ、トゲが抜けて、丸くなりすぎたかなとも思っています(笑)。

【藤】計画性を持ちつつ、トゲがあると良いですね!?

【賢】確かに(笑)。世間の人たちに、介護の魅力を知ってもらうために、もっと声を上げていかなければいけませんね!Jackのメンバー100人も達成しないと!


【伊藤(以下、「伊」という。)】久々に現場復帰をしていかがですか?

【美里さん(以下、「美」という。)】バタバタです(笑)。久しぶりに仕事ができて、今は新鮮な気持ちですね。現場は、以前に比べてチーム(多職種)で動くことが増えていて、お互いの仕事がよく見えるようになった気がします。

【伊】同じ業界同士で結婚してみていかがですか?

【賢】悩みを相談しても、業界のことをよく知っていて共感してもらえるので、本当に良かったと思っています。

【美】介護男子は、本当にオススメです!優しいし、家事や育児も積極的にしてくれるので。(夫は)夜勤があって、自分一人で子どもをみることもあるけど、負担を少なくするために家事をやってくれているので、とても助かっています。

【伊/藤】これは良いことを聴いた!!

【賢】現実には、子どもを持つと介護の仕事を辞めていく人もいるので、子育て世帯が介護を続けられるように、Jackも活動していければ良いと考えています。

【藤】介護のブームを創ってほしい。

【賢】親世代や先生が介護の仕事を正しく理解していなかったり、養成校の閉鎖や収入の低さ、介護の質の低下など多くの課題があるのを感じています。
なので、Jackで、介護の仕事は暮らしの基盤を支える価値あるものだということを研究で明らかにしたり、憧れをつくる取組や理解を促す発信などに力を注いでいきたいです。
やってみたいと考えているのは、各年代の介護職に集まってもらい、「介護の業界がどうしたら良くなるか」についてディスカッションする討論会です。


【伊】理想の介護って何だと思いますか?

【賢】自立支援をはき違えない、ことだと思います。お年寄りの中には、できる力があっても、気持ちが落ちていてできない人もいます。それを「自立支援」を掲げて、無理矢理させるというのは間違っていると思います。まずは、やる気になってもらうことが介護福祉士の役割じゃないかと。
それも含めて、質の高い介護を提供するためには、自分の心身のコンディションを整えておくことが大切だと思っています。

☆このあと、少し話しをしていたら、怪しい笛の音が。ピッピッピッ・・・。
実は、ご本人たちには内緒で、結婚式を挙げていない二人に、手作り結婚式を計画していました。インタビューが長すぎて、しびれを切らしたプチ結婚式の実行委員たちが乱入してきました。

結婚式の様子は以下の通りです!

①神父さんの言葉
②誓いの言葉
③ライス(紙吹雪)シャワー
④ケーキ入刀&パクリ
⑤乾杯
⑥お祝いのメッセージ(VTR)
⑦お祝いのメッセージ(色紙等)
⑧歌(乾杯)
⑨お祝いの品贈呈

すてきな仲間にかこまれ、とても感動的なプチ結婚式になりました!


ご結婚、ご出産、本当におめでとうございます。
新たな形のJackの幕開けですね。今後ますますのご活躍を心から願っております。

お忙しい中、ありがとうございました。