インタービュー016 水城 真澄 さん |
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ケアホーム須々家(すずや)
責任者 水城 真澄 さん
住宅型有料老人ホーム ケアホーム須々家(すずや)責任者としてご活躍中の水城さんへお話をお伺いしました。
~今まで~
福祉系専門学校を卒業後、特養へ勤務しました。結婚、子供を出産してから業界へ復帰。デイや訪問介護を8年位経験してから、ケアホーム須々家へ就職しました。
~この仕事を目指したきっかけ~
中学生の時に点字クラブに入っていたことが、きっかけでしょうか。
その当時、目立った職業ではなかったかもしれませんが、点字クラブを通じて中学校ボランティア、交流事業に参加していく中で、介護、福祉の仕事に進みたいと自分の中では、決めていました。
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また、母が、ちょうどその頃に、この業界へ就職。私は何か先を越されたような気持ちになっていましたね(笑)。
でも、母の職場に、ちょこちょこ遊びに行ったりはして、自分の周囲の環境も次第にそうなっていました。
~仕事のおもしろさと想い~
日々、忙しく施設介護をしているそんな時に、利用者とゆっくりと話をしてみたい、皆さんは、どんなことを考えているんだろうと、自分なりに考えながら仕事をしていました。
だから、訪問介護など、一対一で関わる業務もやってみたいという気持ちも持ち続けていました。
世間一般では、高齢者、障がいのかたを特別視してしまう風潮が、まだまだあると思います。
麻痺がある人・・認知症の人・・とか病気、症状で見るのではなくて、人として自分と同じなんだと理解出来た時、この仕事は「人」と「人」との関わりなんだいうことが分かってきます。
一対一で関わることにより、それを深く感じることができます。
障害、状態とか関係なく、人間として魅力がある人がたくさんおられますし、すごく勉強させてもらっている感じがします。
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仕事をする中で、私自身の知識、人生経験が増えていくことが面白いし、楽しいですね。
今は、インターネットとかで調べればすぐに分かることかもしれませんが、経験されたかたの言葉、話は重みが違います。
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~コミュニケーションを深める~
特養に勤務していたときに、全く喋れないかたがおられたのですが、意思はしっかりされているので、文字盤でコミュニケーションを行っていました。
初めは、なかなか上手くいかなかったのですが、そのかたの目、表情を見ると何となく分かるようになってきました。その時はうれしいかったですね。
昔から言われていることですが、文字盤なしで、相手の目を見るとわかることもあるかと思います。現場で、このような経験をされるかたも多いかと思いますが、私も達成感が持てました。
~ストレス~
うーん、趣味はなく・・庭の草引きとか・・おばあちゃんみたいですね。子供が部活をやっていて、その応援で声を出すことがストレス発散ですかね~。大変ですが、それを楽しむようにしています。
仕事、家庭ともに忙しいので、落ち着いた感じにはなりたいなとは思うのですが、とりあえず今は、我武者羅ですね。
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~これからのこの仕事を目指すかたへ~
この仕事は、やり始めると楽しいと思います。奥深過ぎて先が見えないと感じることもありますが、それが、またいいと思います。
「心こそ真の己、行儀良く」私の祖父が残した言葉なのですが、私はこれを読むと心がシャンとする感じがするので、仕事机の上に張って、いつも目に入るようにしています。
心や発言に筋が通っていないと相手に何も伝わらない。
特に目上の相手には見透かされてしまいます。口で何を言っても分かってしまうんですよね。心からの言葉でないと駄目なんだろうって思っています。
ですが・・・私自身なかなかうまくいっていません(笑)。きっとその姿をみて、まだまだと祖父も笑ってるだろうと思います。
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水城さん、本日はお忙しいところ本当にありがとうございました。
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