大村 江里子 さん

2018.9.11(火)、女性専門整体Sumile代表の大村江里子さんにインタビューをさせていただきました。

◆きっかけ
元々は、産婦人科看護師として勤務。24歳で長男を出産し、1年育児をして仕事復帰をしました。

初めてのお母さんとなったことや、体と心理面の変化、仕事と育児、自分の中でいっぱいになりました。その時は、出産、育児のハッピーな面ばかりを見ていて、家の事など含め、息を抜くこと、サポートをどうするかなど自分の準備不足もあったんだと思います。
そのうち2人目ができたタイミングで仕事を辞め、育児に専念することにしました。2人を育児していると仕事をやりたい気持ちにもなり・・。仕事はやりたいけれど、家庭を犠牲にできないし・・私もでしたが、今、そんなお母さんって多いんですよね。覚悟ができていないと言われるとそれまでなんですけど、私は、それなら、自分でできることで、役に立てることはないかなって思ったことが始まりです。

看護業務の中でも寄り添い、話を聞くということが好きでしたし、仕事の枠の中、業務中しっかり話を聞いてあげることもできないこともあったので、民間で看護師資格を持ち、同じお母さんで話を聞いてくれてアドバイスをしていくれる人がいてくれたら、助かる人もいるんじゃないかって思うようになりました。
保健センターにもそのような取り組みはあるのですが、自分自身の場合、ハードルが高くて些細なこと?自分が悪いだけじゃないかとも考えてしまい、悩みの相談には行けませんでした。

それと自分も妊娠中は、体、腰痛が辛いし、誰も分かってもらえないことも辛かったんです。産後元気になりたいと思ってマタニティ整体協会へ整体を習いに行きました。最初は身近な人から始めて、喜んでもらえたのでじゃあ、仕事にしてみようかというのが、きっかけです。妊婦整体、産後の整体をいうのを間口にして、その中で育児相談、女性の悩みに民間の人として寄り添っていく。そんな仕事をさせてもらっています。


◆それから
仕事を始めてもうすぐ4年ですが、その間に3人目を出産。その間休んだり、子供を背負ったりして仕事をしてましたが、さすがに辛くなりました。その時に、同じような保育士さんがおられ、じゃあ、うちに子供連れてきて、一緒に託児をやったらいいよね、と言う話になり託児付の整体を始めました。
そこで、一瞬でも一人の時間になれること、一対一で悩みを聞いてもらえる時間が、お母さんには必要なんだと改めて気づかされました。そのかたは、今、仕事復帰をさせていますが、子供のことばかりで、社会と繋がっているというココでの経験がなければ、即座の仕事復職は難しかったと言われたことがうれしかったですね。

仕事と育児、家事を苦しみながらではなく、自分の大切なものを大事にしながら、できることをやっていく。2人、3人が集まればいろいろなことができますし、即仕事復帰ではなく、そんな期間が大切なんだと思います。
今は出張での整体を行い、託児付は公民館で週2回程度、営業しています。

アクセスは、フェイスブック♪
https://www.facebook.com/ 妊婦さん産後のママにやさしい女性専門整体-Sumile

出張:5,400円/1回 託児付:3,500円/(定期:櫛ヶ浜公民館で開催)
あとは、妊婦さんと産後の女性に整体を施してくれるところが少ないので、お母さんの口コミ。
女性は変化三昧、家族に何かあれば自分という人が多いので、無理矢理に強くなることはなくて、強くあれるためにも、心地良い状態がいることが大事だと思います。


◆産後うつについて
うつは、誰でも要素はあります。きっかけは環境の変化が多いので、妊婦さん、実は産後のお母さんは変化だらけで、産後の自殺も珍しいことではないのです。それに女性の社会進出の推進・・。
今、ネットで簡単に検索できますよね。ネガティブな単語で検索すると、悪い情報しかヒットしません。気持ちを抱え込んでいる時は、悪い言葉が浮かんでしまうのでしょうね。ポジティブな単語で検索し、自分がいい状態でいられるといいと思います。

◆今回、寺子屋ファシリテーター養成講座に参加して
もともとは、看護、福祉の面から興味があったこと、みんながいきいき発言できることを支援したい、勉強したいという気持ちを含め、何かの役に立ちたいということから参加させてもらいました。
一対一でのアプローチは得意なのですが(笑)、皆でとなると慣れてもないし、今後に活かしたいと参加しました。

◆今後 「周南のママをもっと楽しく」
カチッと決まったものはないのですが、自分が社会に役に立てる範囲で使ってもらえたらと思っています。先日も子供対象の「素敵なブックマーク展」とかに参画したりして、関係も広げています。

子育てするなら周南市!(笑)本当に子育て支援センターも充実しています。でも、それは受ける側のことで、何か、自分もできること、お母さんが力を発揮する場所・発揮できる方法があればいいなぁと思っています。子供と一緒にやることも大切なのですが、お母さんを一人の女性としてフォーカスし、支援していきたいんです。

あと、今年度成人式の実行委員長も務めさせて頂いています。誰かと一緒に何かやるとするとファシリテーションは必要ですね。自分の意見、他の人の意見も大切です。ファシリテーターになるべく、もっと勉強していきたいです!

参照 http://www.motherleaf.net/shops/sumile.html

大村江里子さん、本日はお忙しいなか、本当にありがとうございました。