けんちゃん


小学3年生まで向け

「かいごふくしし」は体や心の病気などで、くらしにくくなった人によりそって、「かいご」のわざや知しきでささえるプロです!

「かいご」のわざ、知しきとは、
・食事を食べるおてつだい
・おふろに入った時の体をあらうおてつだい
・歩けない人を「車いす」に乗せておしてあげる
・トイレに行くおてつだい
・話を聞く
・相談にのる
・ゲームや運動をいっしょにする などです。

大切なのは、すべてをやってあげるのではなく、できないことだけ支えることです。



小学校高学年~中学年生向け

介護福祉士は、体や心の病気、老化などによって、生活に支障がある高齢者や障害者が自分らしく暮らしていけるように、自分ではすることが難しい部分について、介護の技術や知識で支える専門職です。

ホームヘルパーとして、高齢者や障害者の家を訪問し、身体介護や生活支援を行う人や、デイサービスなど通いの場で、身体介護だけでなく、一緒にレクリエーションや運動などをする人がいます。 また、高齢者や障害者が暮らす福祉施設の介護職員として、日常生活全般の介護業務にあたる人もいます。

介護業務以外にも、家で介護を行っている家族に介護方法を指導したり、介護に関するさまざまな相談にも対応しています。

身体介護・・・食事・移動・移乗・入浴・排泄など、相手に直接触れて行う介護のこと。

生活支援・・・買い物や調理、掃除など相手に直接触れない、家事のサポートのこと。利用者と一緒に行うのが基本です。



高校生~一般向け

介護護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法(1987年5月26日制定、2007年12月5日改正)により定められた介護・福祉分野の国家資格です。

法律では、「介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと」と定義しています。

介護福祉士は、現場のリーダーとして期待されるだけではなく、社会においてもそのニーズの高まりによって、国民の福祉サービスの向上の中心的な役割を担っていかなければなりません。

そのため、厚生労働省は、「求められる介護福祉士像」を以下のように示しています。

1. 尊厳と自立を支えるケアを実践する

2. 専門職として自律的に介護過程の展開ができる

3. 身体的な支援だけでなく、心理的・社会的支援も展開できる

4. 介護ニーズの複雑化・多様化・高度化に対応し、本人や家族等のエンパワメントを重視した支援ができる

5. QOL(生活の質)の維持・向上の視点を持って、介護予防からリハビリテーション、看取りまで、対象者の状態の変化に対応できる

6. 地域の中で、施設・在宅にかかわらず、本人が望む生活を支えることができる

7. 関連領域の基本的なことを理解し、多職種協働によるチームケアを実践する

8. 本人や家族、チームに対するコミュニケーションや、的確な記録・記述ができる

9. 制度を理解しつつ、地域や社会のニーズに対応できる

10. 介護職の中で中核的な役割を担う

+高い倫理性の保持

また、公益社団法人 日本介護福祉士会は、以下の通り、倫理綱領を定め、質の高い介護福祉士を目指すことを宣言しています。

【日本介護福祉士会倫理綱領】
1995年11月17日宣言

前文
私たち介護福祉士は、介護福祉ニーズを有するすべての人々が、住み慣れた地域において安心して老いることができ、そして暮らし続けていくことのできる社会の実現を願っています。  
そのため、私たち日本介護福祉士会は、一人ひとりの心豊かな暮らしを支える介護福祉 の専門職として、ここに倫理綱領を定め、自らの専門的知識・技術及び倫理的自覚をもって 最善の介護福祉サービスの提供に努めます。

1.利用者本位、自立支援
介護福祉士はすべての人々の基本的人権を擁護し、一人ひとりの住民が心豊かな暮らしと老後が送れるよう利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、自立に向けた介護福祉サービスを提供していきます。

2.専門的サービスの提供
介護福祉士は、常に専門的知識・技術の研鑚に励むとともに、豊かな感性と的確な判断力 を培い、深い洞察力をもって専門的サービスの提供に努めます。 また、介護福祉士は、介護福 祉サービスの質的向上に努め、自己の実施した介護福祉サービスについては、常に専門職として の責任を負います。

3.プライバシーの保護
介護福祉士は、プライバシーを保護するため、職務上知り得た個人の情報を守ります。

4.総合的サービスの提供と積極的な連携、協力
介護福祉士は、利用者に最適なサービスを総合的に提供していくため、福祉、医療、保健その他関連する業務に従事する者と積極的な連携を図り、協力して行動します。

5.利用者ニーズの代弁
介護福祉士は、暮らしを支える視点から利用者の真のニーズを受けとめ、それを代弁していくことも重要な役割であると確認したうえで、考え、行動します。

6.地域福祉の推進
介護福祉士は、地域において生じる介護問題を解決していくために、専門職として常に積極的な 態度で住民と接し、介護問題に対する深い理解が得られるよう努めるとともに、その介護力の強化に協力していきます。

7.後継者の育成
介護福祉士は、すべての人々が将来にわたり安心して質の高い介護を受ける権利を享受で きるよう、介護福祉士に関する教育水準の向上と後継者の育成に力を注ぎます。

介護福祉士になるために

介護福祉士になるために、色々なルートがあります。下記のサイトでご確認ください。

●受験資格(受験資格ルート図)/社会福祉振興・試験センターホームページ