ふくしの寺子屋オンライン授業【介護福祉士】2023.2

令和4年2月19日(土)、ふくしの寺子屋授業【介護福祉士】を開催しました。
今回、申込がゼロだったということで、急きょ高校生2人がゲストにインタビューをするというプログラムに変更しました。
※この様子を録画編集し、動画作成を行う予定にしています。


【いのちのお話】
まず初めは、とくぢ診療所の所長中嶋 裕先生による「いのちのお話」
日々、先生が仕事をする中で、自らに問うていることや感じていらっしゃることを、高校生やゲストスピーカー、ギャラリーの皆さんに投げかけることで、命についてみんなで一緒に考える時間となったように思います。

先生のお話の中で、「その人らしさ」というキーワードが何度か出ていました。
この「その人らしさ」が、今回の授業全体のになったように思います。


先生のお話の後、当法人の理事長が「生きづらさ」について話をしました。

【ゲストスピーカーのお話】

今回のゲストスピーカーの方々です。
河田 勝志さん 特別養護老人ホーム寿海荘 介護主任
林 真樹子さん 岩国市障害者サービスセンター 児童発達支援管理責任者
岡 本 悠さん 地域密着型特別養護老人ホームひいらぎ 介護職員
野中 大輔さん 高知県介護福祉士会青年部NEXT委員長

河田さんは、なぜか立ったままスタンバイ。そのままお話しされました。
経験談やそこからの学びを熱く熱く語られ、参加されている方のを誘っていました。

林さんは、介護福祉士の活躍の場が高齢者分野だけではないことを示してくださいました。
放課後等デイサービスの内容やそこでの介護福祉士の役割などを、パワーポイントに丁寧にまとめ、分かりやすく伝えてくださいました。


岡本さんは、入社1年目とは思えない落ち着きとしっかりとした考えで、高校生たちに衝撃を与えていました。介護福祉士としての誇りを持った凛とした態度に、とても感銘を受けました。

野中さんは、お一人の利用者さんとの関わりの中で学んだ「その人らしさ」について、伝えてくださいました。また、利用さんが入所後その人らしく暮らしていくためには、入所前にご本人やご家族からしっかりと情報を聴いておくことが重要だと話してくださいました。


【インタビュー】

休憩後、高校生からゲストへのインタビューがスタート。
高校生からは、
「その人らしさ」って何ですか?
信頼関係を築くのにどれくらいかかりますか?
地域医療地域密着で大切にしていることは何ですか?
・今の仕事に就こうと思ったキッカケを教えてください。
・病院・施設と在宅での治療や介護のメリット・デメリットをそれぞれで教えてください。
という質問が出ました。ゲストの方々は、高校生のするどい質問にタジタジになりながらも(笑)、丁寧に答えてくださいました。
ギャラリーの方もお話がしたそうだったので、何人かの方に無茶ぶりさせていただきました(笑)。


【ラベリング】
インタビューが終わったら、参加者全員に「介護福祉士って○○な人」というラベリングをしていただきました。

現場で介護福祉士をしている方、昔は介護福祉士をしていたけど今は相談業務をしている方、介護福祉士ではない他の専門職、それから高校生。色々な視点での、介護福祉士の捉え方があってとても面白いです!


ちなみに私(藤本)は、今回の授業を通して、「介護福祉士って、その人らしさを利用者の一番側で追求する人」だと感じました。

最後、記念撮影で終了!


今回、急きょこのような形に変えて実行することを決めたにもかかわらず、ゲストの皆さんが心に響くお話をしてくださいました。同じく、急にインタビュアーをお願いした二人の高校生も、期待を遙かに超える活躍をしてくれました。
お陰様で、本当に素晴らしいイベントになりました。心から感謝申し上げます。

中嶋先生が、介護福祉士は魅力あるエピソードをたくさん持っている人達だとおっしゃいました。今回のイベントを通して、私自身もそのことを実感しました。この価値ある体験魅力ある仕事カッコいい専門職を、もっともっと社会に発信していかなければいけないと、思いを新たにしました。

今後も、この活動は様々な形で継続していきます。皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。

追伸 動画の完成までは少々お時間をください~!

2022年02月20日