～福祉の仕事を目指したきっかけ～
高校時代は昔からイラストレーターになりたくて、それを目指そうとしていましたが、おばあちゃんっ子だった私を親が見て、今後のことを考えて勧められたのが、福祉の世界でした。

初めは正直、興味を持てず、とりあえず勉強してグループホームに就職しました。

認知症の方への接し方が難しく、一度は福祉の仕事から離れました。しかし、私に向いているのは福祉だと確信を得て、この業界に戻ってきました。

通所介護へ就職し、働いて行くうちに利用者の身体面・精神面などの向上や楽しみをもっと見出して行けたらなと思い様々な企画をしてきました。

例えば、聴覚障害を持たれた方を先生として招き、手話教室を開いたり、英語を話せる職員に声をかけ、英会話教室を開いたりと、利用者に対して脳の活性化や意欲性を導き出すような取り組みや、今後の団塊世代に向けての支援方法を考えてみたりと活動していくうちに仕事に対する充実感を満たしていくことが出来ました。

しかし、通所介護での取り組みだけでは、自分の理想の通りに支援することが難しいという部分もありました。

ケアマネージャーという仕事は、利用者の生活、自立援助を更に自分自身で広げられることができるのかなと思い勉強し、今の職場に就職しました。


～福祉の仕事で辛かったこと～
認知症のかたへの接し方が難しくて、様々な特徴もあるので慣れるまでも大変でした。

苦手でしたが、少しずつ克服してこれたかな・・と思います。

～趣味や特技～
昔から、絵を描くことが好きです。

似顔絵などを描くことで、他の人に褒められたり、喜んでもらったりする、唯一の得意分野だと思っています（笑）。

デイサービスにいた頃も、職員全員のイラストを入れたかるたを作って、職員や利用者のかたがたに楽しんでいただきました。

あと、趣味から始めたプリザーブドフラワーの資格を取得して楽しんでいます。プリザーブドフラワーと福祉をコラボして何か自分にも出来る取り組みがあれば楽しいかなとか考えています。 （http://flowereducation.net/） ～これからこの仕事を目指す人へ～ 「ありがとう」という言葉を周囲から言われる事って意外にも少ないように思えます。 自分も周りも明るい気持ちになる素敵な言葉なのに、身内同士でもなかなか難しいです。 しかし、福祉の仕事は一番と言っていいくらいその言葉をいただける仕事だと思います。そこから、やりがいや充実感、満足感が芽生えると思います。 福祉も幅広く、様々な職種があるので、一度やってみて向いていないなと感じても、もう一度、違ったタイプの職種、サービスも、ぜひ見てみてください。 職種やサービス次第で実は向いていたりするものです。 倉光さん、本日はお忙しい中、ほんとうにありがとうございました。