インタービュー014 清川 実香 さん |
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医療法人治徳会 サービス付き高齢者住宅 湯野温泉
生活相談員 清川 実香さん (社会福祉士) |
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この仕事を目指したきっかけ
高校生時代は心理学を専攻しようと考えたこともありましたが、就職のことを考えたり、流れに身を任せるうちに福祉系大学へ進学していました。
また、私が中学生の頃、祖父の介護を父が働きながら一人で行っていました。
体調を崩したり、倒れたり、その時の父の想いは事後になってから、知るのですが・・。
だから、高齢者を支援するというよりは、頑張っておられる家族を支えるというところに、私の想いがありました。
家族を支援したいという気持ちがきっかけですね。
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それから、大学時代の現場実習では、総合病院、市役所へ行かせていただき、いろいろな家族と出会いました。現場での家族支援というものを目のあたりにする中で、就職への気持ちが固まっていったのだと思います。
大学卒業後はすぐに、同法人の老人保健施設へ就職、現在、4年目となります。老健で3年、今年から新設のサービス付き高齢者住宅での勤務となりました。
転属してから
施設でもない病院でもない、サービス付き高齢者住宅の生活相談員としてどのように利用者・入居者のかたに関わっていけばいいのか悩みますね。
集合住宅という枠組みの中でのどのように個々に接していくかということに迷います。
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理想とする姿
何が起こるか分からないことが多い中、家族は、その本人をずっと看ていかないといけない・・という不安なところがあると思います。
援助者は、もちろん、一緒に悩むことも大切ですが、その家族が不安に思われていることに、先回りして、きちんとリスクの予測をすること。伝えない場合も準備しておく。何かあった時に、家族に大丈夫ですよと言える、そんな存在になりたいですね。
どんなに援助者がフォローしても、家族、介護者の日々の生活は、大変だと思います。お先真っ暗的な感じだけでなく、この人に言ったら何とかしてくれるかもと思ってもらえる存在・・・。
介護をしていた父は、そんなことも言える環境ではなかったのだと思います。
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今は、直接的な援助業務より事務業務が増えてきたので、後ろ髪ひかれる思いというか・・寂しい気持ちもあります(笑)。
ストレスについて
ストレスは特にないです・・飲みに行くことで、発散していますね(笑)。
大切な言葉
行き詰ったりするときに、よく思うことは、なんとかなるさ。という言葉です。
自分がベストを尽くして失敗したとした時に、良くも悪くもそう思えるようになりました。今までは、細かいところまで、やっておかないと気が済まなかったのですが、いい意味で思い詰めないようにしています。
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意外に自分がそれなりに準備していれば、大事にならないことが多いものです。
これからこの仕事を目指したい人へ
この人のために何とかしてあげたいという想いや気持ちが強くあれば、少々ミスしても、何があってもやりきれると思います。私自身も、まだまだ十分出来ていないのですが、その気持ちを持ち続けて、援助を志してほしいと思います。
先輩職員の福谷さんから
これから、このサービス付き高齢者住宅を良き方向へ導いてくれると思います。
地域や外部の支援者ともっと関わりが深められるといいと思いますね。
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清川さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
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