周南東部地域包括支援センター
主任介護支援専門員の上野 和禎 さん


大学を卒業後、現事業所で在宅支援を一筋にされてきた上野さんの謎に包まれたプライベートから福祉に目覚めたきっかけ、若い方へのメッセージを独特の言い回しで熱く語ってくださいました。


休日の過ごし方
休日は、家族サービス･･･いや、これは当たり前だからサービスとは言えませんね。

家族と過ごすことが多いです。イオンタウン周南、イオンタウン防府等に買い物へ行くのが好きで、スーパーに並べられた物の値段は大体分かりますよ！

肉にはこだわりがあって、固い肉は大嫌いです。あと、インゲン豆の茹でたのも･･･噛んだらキュッとなるから。

あっ、関係ないですね（笑）。


経緯
高校に入る時には勉強を頑張ったけど、高校の時には全くしなかったんです。

で、大学に入ってもスーパーファミコンと合唱ばかりで本当に勉強をしなかった。

何となく児童福祉の道に進みたいと思って、今の法人の試験を受けて就職することになりました。

でも、配属されたのは、在宅介護支援センターで、そのまま今に至っています。

当初は、高齢者分野は･･･と思っていましたが、今は自分に合っていたなと思っています。


福祉への目覚め
実は、あまり最初から福祉に目覚めていた訳ではなく、社会福祉士会に入会してから本格的に福祉に目覚めた感があります。

それは、同じ価値観の方々と混じっている内に、モチベーションが高まって行きました。

共感したりされたりで非常に心地良いです。また、色々な専門家との交流も楽しいですね！

なので、この言葉を見て、実際に行動するかどうかは別としても、見返りを求めず人に親切にしようと思うことだけはしようと心掛けています。

思うだけでも気持ちは変わります。思うことから初めて、行動を変えていきたいと思っています。

性格は変えられないけど、行動は変えることができますからね。


後見と仕事について
成年後見人をしているのは、人の権利を守るという社会福祉士としての使命の部分が大きいのは確かだが、自分自身の人生勉強のためっていう面もあります。

ただ、めっちゃ大変です。

自分の休み時間を削っての仕事になるので。

今自分がしている主任介護支援専門員は、利用者本位とはいっても、どちらかというと調整役で、中立の立場での仕事なんですが、後見人の仕事は、被後見人の（権利を守る）ためにっていう面が強い。

だから、相手の立場に立って物事を考えることをより意識するようになるんです。

あと、後見人は活動の中で法律を理解しっておかないといけない場面があるので、法律のことが勉強できるのも、後見人をすることのメリットのひとつです。

社会福祉士へ
社会福祉士会に入会して欲しいですね。

入会してそのメリットを感じて欲しいと思います。確かに年会費がかかりますが、お金に返られないメリットがあります。私は、同じ価値観を持った仲間ができる、そして学びあったり高めあったりすることができるのが一番のメリットだと思っています。

それから、山口県社会福祉士会は山口県弁護士会と関わりがあって、弁護士と勉強会などをすることがあるのですが、他職種と交流ができるのも刺激があってとてもいいと思います。

資格を取るだけではなく、職能団体に入って、自分自身を磨き資格の価値を高める必要があると思います。

若い方に一言
義務をきちんと果たし、権利をちゃんと行使して欲しいですね。

働いて税金を納め、国をよくするために選挙に参加する、これは若い人に伝えたいです（笑）！


至福のとき
女優の木村多江さんがパーソナリティーをしている
「Sound　Library〜世界にひとつだけの本〜
（ＦＭ金・１０：３０〜）」というラジオ番組を聴いている時は、本当に幸せな気持ちになります。

ああいう幸薄そうな女性が結構好きなんですよね〜。


周南東部地域包括支援センター
〒745-0801山口県周南市久米752-4
TEL：0834-29-1155