グループホームのんた
施設長　長弘 亮二 さん


平成２５年９月１４日（土）、グループホームのんたで施設長としてご活躍中の長弘亮二さんにお話を伺いました。

若くしてグループホームの施設長になられた長弘さんのご苦労や熱い思いをお聴きすることができました。


●きっかけ
近所におじいちゃんとおばあちゃんが二人で住んでいて、自分の孫でもないのに、すごく可愛がってくれていたんですが６歳頃におじいちゃんが急変したんです。

その時のことを、高校在学中に進路を決める際、ふと思い出して、手の届く誰かを助ければなぁと思って介護の仕事を選びました。


●仕事を実際にしてみて･･･
人の人生って重いなぁ･･･って思います。

うちのグループホームでは、開設当時から看取りを行っています。

お元気な利用者さんも徐々にターミナル期へと向かう中でご本人の思い、ご家族の思いを最期までその人らしく支えていくことってまだまだ考えなおさせられることも多いですね。

その人の人生を集約した看取りを行うのは難しいと感じています。

だから、お元気なうちに色々なことをしていただきたいですし、何を思って生きてこられたかを大切にしなければと思います。

認知症の方の専門施設なので、伝えづらくなっていくその思いをどうやって引き出すか、聞き出すかを工夫しています。

情報収集が認知症介護の大切なカギだと考えています。

入所前に住んでいた家の近所の方が、その方のことを一番よく知っているなんてこともありますね。

●面白さ、喜び、楽しさ
利用者さんが笑顔でい続けてくれることが、一番の喜びです。

楽しいときだけではなく、利用者さんが悲しんでいるときも、その感情を受け止められる関係でいたいと思っています。

一緒に働く職員とは役職に関係なく、なんでも聴き合える関係で楽しく仕事をしています。

自分もアドバイスはしますが、最後は職員にゆだねます。

成功体験をたくさんしてほしいと願っていますし、仕事のバリエーションを増やし、介護観をしっかり知って高めていってほしいと思っています。

●１０年後の自分
１０年後は４２歳。現在、県内で介護の世界で人材育成や業界を引っ張っている方は、４０代〜６０代くらい。

自分も１０年後にはその年代になるので、その立場にいて、２０〜３０代の若い世代を引っ張っていきたいです。

漠然とではありますが、何かを発信する人間でいたいと思います。

あと、この人にきいたら、何でも答えてくれるっていう人になっていたいですね。

それには、今から辛いことにも向き合っていかなきゃいけないと思っています。

●グループホームのんたのビジョン
地域の中にもっともっと溶け込んでいきたいと思っています。地域に貢献し、何かあったらのんたに相談したら大丈夫って言っていただけるよう、さらに信頼を積み上げていきたいですね。


グループホームのんた
〒745-1131
周南市大字戸田2806-1
TEL　0834-82-0100　FAX　0834-82-0200

●若い人たち、目指す人に一言！
現在、介護の仕事に就いていらっしゃる若い方には、１０年後、２０年後のビジョンをしっかりと考えながら仕事をしてほしいと思います。

これから、この仕事を目指す方には、ただ一言、「楽しいですよ！」と伝えたいです！



長弘さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。