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つなぎびとの言魂
インタービュー016 廣林 正則 さん
平成25年11月6日(水)、徳山リハビリテーション病院で言語聴覚士として、ご活躍中の廣林正則さんにお話を伺いました。

介護の仕事を辞め、言語聴覚士を目指した経緯など、興味深いお話をお聴きすることができました。
 

−仕事について−
仕事は、楽しくしています。

脳卒中後の失語症の方に対して、カードを使って言葉が出せるようにリハビリ指導などを行っています。

失語症の方は、「いちご」のカードを見て、言葉ができなかったり、「くるま」という言葉が出たり、「いちど」と一文字違っていたりします。何度も言葉を伝え言ってもらったり、書いてもらったりというアプローチを行っています。

こういったリハビリを、1人の方に1日1時間を5ヶ月休まず続けます(人によって違いはあるが)。
それでも全員が言葉を取り戻す訳ではありません。

訪問リハビリ(自分が関わった患者さんが退院した場合)も行えますが、今は対象の方がいらっしゃらないです。


−言語聴覚士になるまでの経緯−
元々、専門学校卒業後、病院で3年間、介護福祉士をしていたんですが、23歳の時に学校に入りなおして言語聴覚士になりました。

病院で働いている時に、リハビリ関係の職員さんたちと触れ合う中で、徐々にリハビリの世界に興味がわいてきました。

理学療法士や作業療法士に比べ、数が少ないので、その方が面白いかなぁと思って、言語聴覚士を選びました。
−仕事の難しさ−
患者さんやご家族の「ここまで治してほしい」という思いを叶えられなかった時に、この仕事の難しさを感じます

すごくむなしさを感じますね。

最近は、高齢の方ばかりではなく、事故や脳卒中で障害を持たれた若い患者さんも増えています。多様化しているニーズにお応えする難しさを感じているところです。


−仕事以外の法人内活動−
法人内で集まってお酒を飲む機会が結構あります。

お酒もたばこも止めたので、ウーロン茶ばかりです。割り勘が割に合わないですが…(笑)。
でも、最後まで必ずいますよ。あと、法人内の野球クラブに所属して、真面目に練習に取り組んでいます。


−仕事の面白さ−

患者さんが良くなって、家に帰られる時が、一番喜びを感じる瞬間ですね

あと、検査の前に障害されている位置などを予測し、見立てを立てるんですが、それがピタリと当たった時は嬉しいですね。

−立ち位置−
この病院には言語聴覚士が12名います。

今は、言語聴覚士のリーダーという立場でチームをまとめる役割も担っています。
中間管理職の難しさを感じることありますが、良い仲間に恵まれているので、助けてもらっています。

病院全体では、ドクター、看護師、リハビリスタッフのチームで一人の患者さんに関わっていくんですが、言語聴覚士はまだまだ立場が弱いですね(苦笑)。



−今後−
言語聴覚士の認知度を上げていきたいです。

山口県言語聴覚士会に入って、祭りやイベントに参加して啓発活動を行っています。



−これから言語聴覚士を目指す人へ−
生半可な気持ちで言語聴覚士にならないでください!
理学療法、作業療法は医学的根拠があるんですが、言語聴覚士の場合は、脳が関わってくるので、そこが解明されないと言語聴覚士のアプローチが本当に効果的かどうかが証明できないんです。

そういった状況の中で、今から作り上げていかなければいけないので、しんどいことがたくさんあります。

でも、パイオニアとして自分たち次第でどうにでも作り上げることができる楽しみはあります。


−言語聴覚士になるために必要なもの−
向上心追及する心。教科書通りにはいかないので、免許を取ってから、働き出してからがスタートです。

廣林さん、業務終了後でお疲れのところを、本当にありがとうございました。


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