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「つなぎびと」とは 人と人 心と心をつなぐ 介護の心 福祉の心を持つ人たちの総称です
つなぎびとの言魂
インタービュー022 徳本 武司 さん

〜いろいろなきっかけ〜
中高校時代は、スポーツ選手として、頑張っていました。体を壊したことがきっかけで目標は、トレーナーへと変わり、スポーツ医学の学校へ進み、健康増進事業に就きましたが、4年目に腰を悪くしてしまい退職。そのような状況時に受けたリハビリから、リハビリという仕事に興味を持ち、その後、学校へ入り直しました。卒業してから、老健の入所・デイケア、療養型病院、外来などで働き、そこで回復期病棟立ち上げに関わりました。すると、いろいろな方が入院されてきました。

その中には、30代の高次脳機能障がいで復職しなければならない方がおられ、僕は、まだその時に就労支援経験が少なく、山口県の支援拠点に相談に行きました。

そこで担当のかたから、そんなに興味があるならとお誘いを受けたことがきっかけで、県でお手伝いをしはじめました。そこで高次脳を持たれている方の実際の状況というものを理解できました。

やはり、支援がなかなかうまく進まないということ。研修会後のアンケート用紙を読むと本人、家族の悲痛な叫びが上がってくるのです。県内にこんなに苦しんでいるかたがおられる。そこで、家族会にも顔を出し始めるようになりました。理解してもらえないまま過ごしているかたが多く、こんな現状ではいけないと思いながら、過ごす日々が続きました。

〜みなくるはうす光設立へ〜
そんな時にあるケース会議で、母親が当事者から、毎日のように暴言、家族には暴力を振るわれている。馬乗りになって子供を静止するも、これがいつまで続くのだろうか・・という不安

子供を手にかけようかと思ったことがあるという言葉を涙ながら語られた時に・・これはいけない・・このような事例が地域には沢山あるなら・・と医療関係のかたとも相談しながら、地域に高次脳に特化した支援ができる場所を作ろうと動き出しました。

当初は正直、賛否両論がありました。対象者の方が少ないこと。それに加えサービスを使うようなかたが少ないことから事業として継続できるかという話がありました。

でも、やってみないとわからないという想いが自分の中にあり、そこから仲間集めを始めたのですが、医療専門職の人は福祉事業所で専門的な仕事をするというイメージがないし、給与も下がるし、なかなか賛同を得ることは難しく、手伝いはいいけれど・・というところで終わることが多かったです。

現在、作業療法士が2人、言語聴覚士が2人、心理士1人、看護師1人、その他、就労関係でIT、介護業務担当など13名の職員がいます。20名の利用者定員に対してそれだけの職員がいるということは、細やかな個別支援が必要だからです。

統一したプログラムでは支援が難しいことがあげられます。経営的なこともありますが、それには変えられないものがあります。

〜目指すもの〜
高次脳機能障がいに特化した福祉事業所は、全国半分強の県に存在します。各県により体制も違うのですが、名古屋、神奈川などは、大きな総合病院が、就労の支援までも行っていたりします。専門職がいる事業所は全国的にみても少ないですね。たぶん家族会が中心となって立ち上げられるケースが多いからでしょう。

私たちが違いがあるとすれば、やはり専門職しか取れないデータというものがあって、それが役割として持たないといけないところだと思いますし、いろんな形で、次の展開へ繋げていくことができるのだと思います。


〜これから起業されるかたへ〜
こういうものがしたいなと思うかたは、例えば、大きな法人の中で、自分が活躍できる場を作り、仲間に賛同を得られるように働きかけることがひとつ。代表者のようなものになりたいということであれば、今、地域に足りていないものを始められることが、社会のためになるのではないかと思います。

やはり、何十年も前からあるもの、同じようなサービスは、昔から行っておられる法人さんとの競合などもあるでしょうし、あまりお勧めできないですね。

今でいうと、発達障害の分野など、学校のクラスに数名はおられるでしょうし。私たちも取り組んではいるのですが、まだまだ支援の手は足りてはいないと思います。

障害福祉はそんな感じで・・介護保険でいえば、2号保険者や介護予防事業などですね。厚生労働省の動向も注意していかなければいけません。それに乗ったサービスに取り組むといいのかな・・と。


僕は全然、パイオニアでも何でもなく(笑)、夢のみずうみ村の藤原先生のようなスーパーマンではなく、ほんと一支援者です。あの人がやっているのなら、自分もチャレンジしてみようかなと思ってもらえるなら、うれしいです。

僕は大きい法人、小さい法人それぞれに役割があると思っています。小さいほど、小回りがきくし、どんどん変化していけます。大きければ資金力、人材などあるでしょう。それが補い合うことで、しっかり地域で手を繋いでいくことが必要かなと思います。

また、医療から福祉の現場にきて思うことなのですが、医療は縦に仕事が流れていくのですが、地域、福祉では横のつながりがとても大切だと感じています。印象として受け皿として支えていくという想いが皆さん強いからなのでしょう。

この1年半、自分の力だけではどうしょうもないことも、そのかたにとっていい暮らしができるように、今もいろいろな機関の人に助けてもらっています。


徳本さん、本日は、お忙しい中、本当にありがとうございました。

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