インタービュー024 竹光 弘樹 さん |
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【(有)オフィスドラッグ 取締役薬剤部長 周南青年会議所 会員交流委員会 委員(現在)】
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〜きっかけ〜
もともとは、薬剤師ではなく、警察官になりたかったのですが・・(笑)、薬局開設者であった父親の勧めもあり、薬剤師の道を選択しました。大学時代に薬局、現場の手伝いをしていく中で、何か人のために役にたつようになりたいという想いが強くなり、薬剤師を本気で目指すようになりました。
その後、やはり、薬局だけでなく、病院のことも知っておかなければならないという気持ちから、大学卒業後、山口大学医学部附属病院で半年間の研修を経て、防府胃腸科で約3年半勤務し、その後は同グループの防府の薬局へ5年間勤務。現在は宮の前薬局へ勤務しています。
〜仕事のやりがい、おもしろさ〜
薬剤師は、医師の指示があって、初めて薬の説明をしたり、仕事をしていくわけですが、何より患者さんが、薬を飲んで病気が治っていくこと、私たちがアドバイスをすることで上手に薬が飲めるようになったり、効果が出ていることを確認できた瞬間はうれしいですね。
また、薬の副作用の対処について、以前胃腸科に勤務していた時に癌の患者さんと接する機会が多かったのですが、特に専門職としてのやりがいを感じました。
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〜患者さん宅へ訪問すること〜
私は、薬剤師も、もっと地域へ出ていくべきだと思っています。
処方箋が出て、そのまま薬局で薬をもらって、そこで終わり・・ではなく、在宅でも薬剤管理が必要な人には、私たちが訪問し、きちんと飲めているのか?以外に粉薬が飲みにくい患者さんもおられますから、この剤形でいいのか?など、確認していく必要があると思います。
きちんと薬を飲めれば、要介護度も下がっていくはずです。薬剤師が、その一助になればと思います。
〜周南青年会議所について〜
医療業界は狭く、医療の側の考え、業界のフィルターを通した社会しか見れていないところがあります。今以上に自身の間口を広げて、いろいろな人の考えを吸収したいという想いから青年会議所に所属しています。
どんどん世の中は、変わっていきますから、視野を広げていくことが求められています。また、地域の皆さんあって私たちの生活が、成り立っているので、まちづくりという視点から地域に少しでも恩返しをしていきたいです。
昨年は、就職の一助になればということで、学校、青年会議所が協力し、障がいの生徒さんの職場見学実習を行う活動を行いました。
〜ストレスと日々の癒し〜
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仕事や薬剤師会のことで、ほとんど家にいない分、家族と過ごせる時間がストレスの発散ですかね。
今は、二人の子供と戯れる時間が癒しになっていると思います(笑)
〜今から薬剤師を目指すかたへ〜
医師の診察が終わった上で、薬をお渡しますが、お渡しするだけではありません。私たち薬剤師の仕事は、ある意味、最後の砦だと思っています。
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様々なことを確認させてもらうことに私たちの職能があるのだと思っています。きれいな部分だけでなく、そういったところを認識してもらって薬剤師を目指してもらえるとうれしいです。
〜地域で連携していくこと〜
以前、周南の介護支援専門員協会の研修で講師をさせて頂いたときに、薬剤師は敷居が高くて、なかなか気軽に質問できないというお話を頂きました。
私たちも逆にうまく連携していくことについて、何かきっかけがないか模索しているところもあるので、薬のことで何か困ったことがあったら、お電話で構いません、気軽に問い合わせて頂けるとうれしいです。
いつでも調べてお答えしますし、何かの手助けができればと思います。地域を支える専門職が、お互いに寄り添っていければと思います。
処方箋がないと薬局には入れないというイメージがあると思うのですが、全然そんなことはなくて、薬の相談など、お話を聞いて私たちができることをさせてもらいます。
薬のことを聞くだけでも立ち寄って頂ければと思います。 |
竹光さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
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