インタービュー019 涼木 景子 さん |
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~この仕事を目指したきっかけ~
これというきっかけはないのですが、祖父は、脊髄損傷で私が物心をついたころから、車いす生活でした。脚も切断しているという状態で、祖母が車いすを押す生活が当たり前の風景でした。
車いすなどへの抵抗もなく、その祖父の影響からか医療職になりたいとおそらく子供の頃から何かしら頭の中に想いはあったんだと思います。
でも、高校を卒業して進路を決める際に、学校側から4年生大学への進学を薦められ、その反発心とその頃に知ったリハビリのことがきっかけとなり、専門学校進学を決意しました。
~先人の姿~
利用者との接し方もそうですが、自分の時間を惜しまず、利用者のため第一という職場の先輩の姿は、他の職員からも信頼があり、私はその姿勢をみながら、ここまで仕事を続けてきました。
甘えてはいけないのですが、何があってもサポートしてもらえるという安心感があるので、利用者のための思い切った仕事ができます。
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例えば、実際の駅で行う、時間がかかるようなリハビリを行うにあたっても「行ってこい。」と許可をしてくれます。
私は学校を卒業してこちらへすぐに就職し、今年で丸7年目です。学生時代は介護保険など正直、良くわからなくて作業療法士は、勉強の一環で老健実習もあるのですが、理学療法士はそれがなく、介護保険の内容も含め、右も左もわからないままの就職でした。だから、本当に一から学ばせていただいた7年です。
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~就職してから~
これは、資格取得後に就職した分野で様々だと思うのですが、私は生活期に関わるというところで、大なり小なり変化はあるのですが、他の回復期等に比べると変化は少ないと思います。
ただ、生活期は期間が長いということを考えた時に、それぞれに皆さんは目標を持っておられます。その目標というものが、リハビリを受ける当初に比べ高いものとなり、そして叶ったときはうれしいです。
また、私たちが関われる時間が病院と違い限られていないということでは、いろいろなことをサポートしていけることにやりがいや、喜びを感じています。
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自分が高校を卒業した時に思い描いていた理学療法士のイメージ、分野は違うのですが、当時、思っていたよりも充実した今が送れていると思います。
~7年目の難しさ~
求められることが多くなりました。1、2年目では分からないことや出来ないこともあります。今も、もちろん分からないこともありますが、それではすまない年になってきたかな・・と思います(汗)。
~これからこの仕事を目指したい人へ~
おそらく、学生時代に理学療法って何だろうって調べたこと以上に様々な分野があり、これから先もっと需要も多くなり幅も広がると思います。
人助けをしたいという一つの動機でも、何かしら広い分野の中で自分のやりたい方向というものがきっと見つけ出せると思いますよ。
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凉木さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
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