ジャイアン流のソーシャルワーカーかもしれないね
藤:委員会関係も結構やりよってじゃないですか。社協の理事とか。そういう面は、やっぱりソーシャルワーカーが基本でっていう感じなんですか。
服:そうだね。ソーシャルワーカーって基本的には武器は社会資源じゃない。だから、その社会資源の情報を常に磨くためには人であり、物であり、金であり、情報でありっていうのは常にやっぱり武器は磨いとかないといけないし、広ければ広くあるほうがいいっていうので。例えば、最初は一ケアマネだったのに、ケアマネ協議会に入ることによっていろんなつながりができてくる。そして、そこで役員になることによって、また今度はちょっとよその市のケアマネとも仲良くなれる。で、今度は県の理事とかになったら、県のいろんなところの重鎮とかとネットワークが広がる。で、今度日本代議員とかに行ったら国の方とも広がるっていうのでものすごいネットワークはできてる。基本的に僕、自分でソーシャルワーカーとしての技術とか知識というのはほぼ持ち合わせてないっていうか、薄っぺらいものって思ってるから、じゃあどうするって言ったら、結構優秀なケアマネさんとかソーシャルワーカーさんとか高い技術を持ってる人は自分で解決しようとするけど、僕は絶対に自分で解決しようとしないから、すぐ人に頼る。
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伊:大切ですね。
服:で、自分が知識とか技術とかを持ってなくてもその技術とか知識を持ってる人を知ってれば、それはほとんど自分の解決能力になってくるっていうね。だから、一時は色々な法律の勉強とかもしたけど、それこそ司法書士の友達とかできたら俺勉強する必要ないよね。電話一本で聴けるんだから。
藤:確かに。 |
服:基本的に前話したかもしれんけど、ちょっと色んな役員やってみんとか言われたら、まあ薦められたらそのときは自分のときなんかなと思って、自分の器じゃないって思ってるけど、薦められるってことは自分を相手は認めてくれたんだ、自分から立候補するのが一番良いのかもしれないけど、まあそれだったらやってみようっていう。断ったらおしまいだろうなっていうのもあって。で、そのままなんとなく、ケアマネの方でもやったし、社会福祉士会の方でも。最初県のこの辺のブロック長から始まって、そのときに本部の代議員いってみろって言われて、代議員やって。で、代議員の中で仲良くなったりしたら、そこで役立った知識とか僕の持ってる技術とかはどちらかというと宴会技術というか、ノミニケーション技術というか。ソーシャルワーカーとして唯一持ってる自慢できるのはそれ。研修には参加しなくても懇親会は絶対に行ってるから。全国大会でもほんとは最初基調講演とか、式典とかその辺は遅れていっても、懇親会だけは出てくるとか。懇親会行って二次会には絶対に行くとか。
藤:ネットワーク作りですね。
服:ノミニケーションを大事にするっていう。
藤:確かに、基調講演じゃネットワークできないですもんね。
服:そうなんよね。基調講演では絶対にネットワークはできないからね。ただ困るのは基調講演聴いてないから、二次会とか懇親会で先生がいたら、先生と話すネタがないんだよね。名刺交換に行くんだけど、話してたら、あれ、今日の基調講演した先生って。完全にそういう意味では不良ソーシャルワーカー。
伊:すごい服部流ですね。服部流コミュニケーション術。
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服:ジャイアンみたいなもんよね。人の技術知識はワシの物。ワシのものはワシのもの。人のものはワシのものみたいなね。
藤:面白いですね。見出しになるな今の。
服:ジャイアン流のソーシャルワーカーかもしれないね。
藤:ジャイアン流ソーシャルワーカーすすめ。本が書けますよ。
服:でも、そういうところで結構いろんな知識が勝手についていくし、耳学問だけどねほとんどが。本で読んだ知識よりも耳学問のほうが僕の場合9割以上を占めてるから。
伊:これでちょっと服部さんのことが分かってきた気がしますね。
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