インタービュー001 服部 恭弥 さん B |
未来ずっと先までを考える福祉社会を作っていくのが仕事
藤:僕ら障害の分野を勉強せんといけんですよ、絶対に今から。だって高齢者だけじゃないですか、今のところ。やっぱり両輪でいかないといけんなと思います。
服:そうなんよね。やっぱりこれからはケアマネにしても高齢分野だけっていうのは違うようなってくるんかなって。
伊:合体するとかせんとかって話が。
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藤:法律的にもそうですし、家族みてもやっぱり障害の方と高齢者が認知症の方が同居とかっていう形が絶対今から増えますから。うちもおじさんが障がい者で、同居のばあちゃんが今認知症になりかけてるんですよ。身内にそういう世帯がいると、僕ら高齢だけじゃなくって障害のこともしっかり勉強しとかんと。もしかすると子どものこともそうですよね。それはすごい思いよるんですけどね。
服:ほんとにね分けてあるのは制度とか法律が分けてあるだけで、クライアントという一つのくくりとしてはみんな一緒なんよね。でそれに対峙するケアマネとかソーシャルワーカーもおんなじなんじゃないかなと思って。そうなると私は高齢分野だから、極論したら65歳以上の介護は分かるけど、64歳以下の介護は分かりませんとかいう話にはならないと思うし。
藤:確かにそうですよね。
服:ケアマネジメントとかその辺のアセスメントの理論とかも全部一緒だろうしね。
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伊:人と関わるのはね。
服:介護福祉士も全部オールマイティーに。
藤:オールマイティーにいきますね。福祉がついてますからね。社会福祉士、介護福祉士。介護福祉士も介護だけじゃなくてやっぱりちょっとソーシャルワーク的なこともできんといけんていうのは言われてますもんね。
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服:ほんとケアマネジャーも介護支援専門員だからね。高齢者支援専門員ではないわけだからね。
藤:確かに。
伊:そうですね。
服:介護支援専門員っていう名前を付けたときには、たぶんいずれは障がい者の方も合併する、介護保険のほうにという考えがあったと思う。もうそれしか今後の福祉は手がないかな。それと、これはあくまで予想だけど、たぶん障がい者と合併となると、そうすると障がい者の枠は結局20まで下がるだろうから、被保険者もたぶん20歳からになるんじゃないかな。全く年金と同じ理論に。
伊:ならざるを得んでしょうね。
服:そうしたら、結局、年金も障害年金が子どものときに障害になってもまかなえるように、もうオールマイティーいけるようになるんじゃないかなっていうのがね。
藤:急にならなくなったですよね。急展開で。
服:あれは、まあ障がい者の家族とか本人の反対っていうのもあったけど、それプラスね障害分野の職員まで反対してしまってね。確かに利用者本位っていうのはとても大切なんだけど、利用者本位っていうのを、今一時の利用者をみるのか、今後未来までの利用者をみるのかっていう視点も大事。未来永劫の利用者っていうのを考えていったら、やっぱり僕は介護保険に合併するのが一番なんじゃないかなっていうのがある。
伊:分かりやすいですね。そっちのほうが。分かりやすくせんといけんですね。
服:僕らの仕事って確かに今の目の前のクライエントを助けることも必要だけど、将来的にクライエントが全くなくなればいいけど、そういうことには絶対にいかないのであって、未来ずっと先までを考える福祉社会を作っていくのが仕事なんかなって。なんか話が大きくなってしまったけど。
伊:いや、そういう話が欲しいですよ。
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藤:やっぱりきちんとした話がみなさんにお伝えしたいです。その中にまたさっきのジャイアンの話があったりして。
伊:ああ服部さんこんな人なんだみたいな。じゃがちょっと相談しにいってみようかなとか思ってもらえるとね。
藤:この世界もやっぱり服部さんが最初にいっちゃったように、憧れの人の姿をみてとかいうのがあって、そういう憧れの人がおるとやっぱり、見本になる人とか。そういう人にここを担っていってもらって。
服:僕が当てはまるかどうか分からんけど。福祉職で飲み歩いてるのは僕だけっていう噂もあるし。
伊:でもそれもすっごい大変と思いますよ。続けるって。
服:それが一番キツイんだけどね。
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